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地球科学の研究をしながら普及についても考えています。育児も。
by cony_keyco
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研究ってさー

観測中も、帰って来てからも、研究やその周辺について、いろいろ考えてしまった。<鉄は熱いうちに打て!>自分の脳の中でホットなうちに3つほど、ここにメモっておこう( ..)φメモメモ。。

その1.観測中に。。。
 旅行者の人に会うと、「この研究はなんのためにするの?」とか、「何がわかるの?」とか聞いてくる。それに一応答えるのだけれど、だいたいはその研究そのものではなくて、それがどのような分かりやすい研究成果になってくるのか」ということが聞きたいのではないかな。

 反省すべきは、あとで「やっぱ、あー答えればよかったなー」なんてこと。質問に答えたとしても人それぞれ理解度の違いがあるわけだ。悪いことに、相手が数人いると、その人たちの中で、「こういうことね」なんて違う理解の仕方で完結されちゃったりする。 簡潔に、わかりやすく、誤解を招かない説明をするべきなんだけど、やっぱ難しい。何度かこういう経験をしていると、だんだんコツがわかってくるのだろうけれど。。。

 研究の流れをうまく伝えることは大事だと思う。「何が問題か」、「何を明らかにしようとしているのか」を一般的な言葉で言わないと伝わらないよね。でも、その前の段階に「地道な研究がある」ということを知ってほしいと、私は思う。たとえば、私のフィールドで会った人は、研究の現場を見ているのだ。だから、どうやって導いたか想像がつかないような壮大な研究成果だけでなく、研究者ひとりひとりがどういう手法で研究しているかを見てほしいと思うし、そうすることで研究について感覚的に分かってくれるのではないかと思う。

 日本でバスに乗りながら、「この観測で地球温暖化についてわかるの?」という問いには、こういう風に言いたかったなと思った。
「私のやっている研究は料理の材料のようなものです。地球温暖化についての理解が一つの料理だとすれば、一人ひとりの研究者がやっている研究はその材料のようなものです。材料がたくさんそろうと、ひとつの料理が完成する。一つの大きな研究成果が出ます。」
どうかしら?

暖かくなると旅行者がいっぱい。e0062098_13214863.jpg 草地にある白くて丸いのはゲル。左にいる沢山の人が登山者。ちなみに右の緑のが私のテント。
 写真上の白い部分は氷河、その下の灰色はモレーン(氷河によって作られた土手のような地形)。山の斜面から見下ろすように撮りました。



その2.日本に帰って来てみて思ったこと

 e0062098_13303294.jpg私はフィールド科学の研究者なので、やっぱりフィールドに行きたい。実際フィールドを見て初めて考えられることもある。数字だけでは想像できない、表せないことも多い。しばらく、じっくりとフィールドで考えるというlことをしていなかったので(前回のpatagoniaは意外と忙しかったよ)、今回は非常によい機会だった。何より、研究に対するモチベーションが上がる。氷河の上を歩いて、クレバスを見て、氷をみて、風を感じて・・・こういうことがないと、氷河に対しても愛情がわかないよね~。



その3.研究のほかにやること

 サイエンスコミュニケータを自称しているので、アウトリーチを一生懸命している方なんじゃないかな。今年も夏に、「高校生向けのアウトリーチイベント」に実験教室として参加することにした。今の高校生がどのような教育をうけ、どこまで理解しているのかはよく分らないが、彼女たちの興味を引き、今後につながるようなイベントにしたいねぇ。
 実はこのイベントは研究者らが自ら企画しているので、やらなくてはならない事務作業がものすごく多い。私は4月から研究所に移ったため日頃の事務作業の量がとても減ったので、今回のような場合は「面倒だな~(-"-)」と思ってしまうが、人を動かすには裏仕事が必要なわけだよね。研究だけやっていた大学院生のころとは違って、雑務のせいで研究が滞るような気も時々するけれど、最終的には(すごく遠回りであっても)研究に結びつくことを目指しているわけで(そうなんです、すべては研究のため^_^;)、避けては通れない道なんだろうなぁ。
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by cony_keyco | 2007-07-07 18:18 | outreach
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