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地球科学の研究をしながら普及についても考えています。育児も。
by cony_keyco
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ヒマラヤ その3

今日はきちんと仕事をしようと思ったのだが、学会の仕事が続いている。ポスターなどの送付手伝いがあった。1時間くらいで終わったのだが、Yさんが「明日、封筒を全部郵便局にもって行け」という。。。。鬼ですか、あなたは。そう言っても仕方ないので、明日は郵便局まわりで出勤となる。そういうしているうちに食堂が閉まったので、今日はパンをたべてごまかすことにする。イマイチ満腹感がない。

どうも食べ物の話になりがちだが、今日は氷河の話にしよう。
観測に行った氷河はとても小さく、近いうちになくなってしまうのではないかと思えた。ヒマラヤの氷河は夏涵養といわれ、つまり夏に雪が降って夏に溶けるという、氷河にとっては夏は大事なイベント続きの季節なのだ。世界の多くの氷河は冬に雪が降って夏にとけるからその違いは大きい。ヒマラヤでは、夏と言っても単なる夏ではなく、モンスーン期という雨季なのだ。
高山では雨の代わりに雪が降ることがよくある。そうなると、氷河は雪におおわれ、それが解けると下流のほうは氷が見えてきて・・・ということになる。実際、私たちが滞在した期間も、降雪と融解を繰り返していた。このパターンは表面の融解に大きく影響しているように見える。というのは、氷の表面はどこからか供給されるダストなどで黒くなっているから、氷が見えている時は日射をよく吸収してとけるスピードが速い。ここに雪が降ると、一気に表面は白くなり、日射は反射され、とけるスピードは急激に落ちる。海の近くにある氷河だと日射以外の要素も大きいのだが、ヒマラヤは内陸だし、なぜか風も弱い。きちんと計算はしていないが、聞いたところによるとこの氷河では表面の融解に日射の影響が強いことが計算で分かっているらしい。

ところで、この氷河はかわった形をしてる。末端の方が一か所に集まっておらず、ギザギザとでもいうべきか、どこが末端か分からない形をしている。google earthででも85S28Eあたりをみてもらえればわかる。

実際に氷河に行ってみると、アイスクリフという氷の崖がたくさんできている。これはどうしてできたのか。基盤のかたちと氷の薄さでできるのかなぁ? アイスクリフは断層にみたいなものなので、層構造がきれいに見えている。バームクーヘンみたいだ。地層の褶曲にあたるような模様もみられ(氷河でも褶曲といって良いのか?)、おもしろい。

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by cony_keyco | 2008-08-28 20:25 | general | Comments(0)
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